メンタルトレーニング関連用語集
メンタルトレーニングに関する用語を掲載しています。
テクノストレス症候群
OA化が進む職場に適応できずにうつ病などにかかるケース。逆に適応しすぎて対人関係の方が煩わしくなってしまうケース。長時間、ディスプレーを見続けたりキーボード操作を続けることでストレスを受けるケースなどがある。
過敏性腸症候群
ストレスを受けることで、急におなかの調子が悪くなり、下痢、便秘、ガス過多などの症状が出る。自律神経失調症のひとつである。
クレッチマーの気質類型
気質を大脳、自律神経系、内分泌の交互作用によるものと考え、それを体格の違いと関連づけて分類している。分裂気質、循環気質、粘着気質に分類される。
アイデンティティ
自分がどのような意味を持つ存在か、それを社会的に位置づけようとする考え方。そして自分の場所や役割を持つことが生き甲斐につながり、それらを持てない時は人間は不安に陥り、様々な病理現象をもたらす。
離人症
この症状は周囲の世界がぼんやりと見えたり、色彩や奥行きを失って生き生きと見えなくなったり、自分の体についても実在感を失ったり、まるでロボットや操り人形のように感じたりと自分が自分でないように感じる症状。
強迫神経症
自分では不必要なことを知り、不合理なことが分かっていながら、やめると不安になるため、心の中で否定しながらも、ある観念や行為をやめることができないで悩み苦しむこと。
神経衰弱
持続する不安や緊張感などによって起こり、疲労感が主な症状。注意力散漫.記憶力の減退、頭痛、肩凝り、目の疲れ、食欲不振になる。
抑うつ神経症
抑うつ状態が症状の中心。うつ病の初期と間違いやすいので注意が必要。精神的に強いショックを受けて、ふさぎこんでしまう状態も含まれる。
精神分裂病
青年期に多く発病し、自我障害、幻覚、妄想などの奇異な症状を表し、行動にも理解できないような異常さを示す。非常に逸脱した行為をしながらも本人には自覚がないのが特徴。
精神的疲労
筋肉のこりや痛み、しわがれ声、口の渇き、心臓のドキドキ、気力の低下、体のだるさ、無力感、頭重、目のしょぼしょぼ感、耳なり、記憶力・集中力の低下などの諸症状が表れる。
ピーク・パフォーマンス
競技において、最も能力を発揮できた最高のプレーを意味する。この時に成績は関係なく、あくまでも選手自身の能力に対しての判断による。
サイキング・クールダウン
体と同様に試合後には心のクールダウンが必要になる。特に興奮水準の高いスポーツなどでは競技を終了した日の夜に興奮を引きずり眠れない選手も多い。また、それ以外のスポーツでも成績などに左右されて気持ちを後に引きずるケースも多い。
ポーカーフェイス
スポーツにおいては表情から心理状態を読んだり、読まれたりする。特に感情面は表情に出やすいので、意識してポーカーフェイスを装う場合が多い。逆にポーカーフェイスによって感情の起伏を抑制する効果もある。
バブリング法
イメージの中で不安や恐怖の元凶を具体化させて、サイダーの泡のような泡の中にその元凶を閉じ込めて、自然に立ち上らせ、弾けさせて元凶を消していく方法。
You-Message
あなたは~であるべき。あなたに~してほしい。あなたは~すべき。というように、主語があなたで伝える話し方。伝えられた方は押し付けや強制を感じてしまう。
I-Message
私は~してほしい。私は~でいてもらいたい。など私はという主語から始まる話法です。伝えられる相手もあなたが伝えたいと思う気持ちを正確に理解しやすい。
ピグマリオンの法則
生徒は先生からかけられた期待を無意識のうちに感じとり、かけられた期待に添った行動をとるようになる。この期待にはプラスの期待とマイナスの期待とがある。
臍下丹田
臍の下の3~4センチの場所。身体の中心とされている。武道などでは古くから大切にされている部位である。丹田腹式呼吸法はここから生まれている。
実行目標
優れた人間は一瞬、一瞬に行動をどのようにとっていくのかという行動目標を持ちながら生活している。そうして立てた行動目標に対して実行に移していくことを実行目標と呼ぶ。
無知の知
ギリシアの哲学者であるソクラテスの言葉。自分が何も知らないということを知っている人は、何でも知っていると思っている人よりもはるかに賢い。何故なら、知らないことが分かっているが故に、絶えず学ぼうとし続けるからである。
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